2013年12月30日月曜日

【活動報告】12月21日(土)火から炎へ。焚火、廃油キャンドルづくり、そしてキャンドルナイト。

自分で火を起こしたことありますか?ぴぴっとコンロではないですよ。枯れ枝に火をつけて炎にする、、、これがけっこう難しい。冬至の前の日の今回は、「火」とお友達になり、「火」とたっぷり遊んでもらう一日でした。

 おはようございます!今日は、大人、子供あわせて45人のご参加です。まずは片浦小学校の裏山に出向き、枯れ枝を拾いました。どんな枝がよく燃えるかな。

 拾い物は楽しいよね。飽きずに皆一生懸命拾ってます。


 これだけ拾ったよ。小学校5年生のおねえさん達。

僕たちも、こんな太いの拾った!

 いよいよ火つけにチャレンジです。拾ってきた枝、木の皮、薪を割ったもの、新聞紙、トイレットペーパー、牛乳パック、わぁ、何から始めるといいのかな。どれが一番燃えやすいんだろう。
3つのグループにわかれて、、よーいスタート!

 グループごとに色々相談しあいながら工夫していきます。こちらは、太い枝を組んで、その中に小枝を敷きつめてます。

 こちらは、枝を山状に積み上げて、上に燃えやすい葉っぱや新聞紙をのせました。

 こちらは、牛乳パックをしいてその上に新聞紙や木の皮をおいてるぞ。グループそれぞれの個性がでて面白いなー。
 
 始めてのマッチ。できるかな?おそる、おそる、、、

はじめてのマッチ。うん、上手、上手。

火はついたけど、どうやったら炎になるんだろ?

 こちらは、順調に炎に育ってます。

あーあ、消えちゃった。 なかなか、燃え広がらないんだよね。

 色々試行錯誤の上、どのグループも小さな火が大きな炎になりました。
火を使うには、火そのものだけでなく、風の向きや強さを読み、空気を上手に扱い、材料を必要なときに適宜に使いわけることが大切だそうです。簡単なようでいて、色んな頭を使うんですね。生きていくための大事な知恵というものでしょう。それにしても男の子は火が大好き。

 みんなで練習した火はひとつにまとめて焚火をしましょう。

 焚火ときたら焼き芋だ!サツマイモを濡れた新聞紙で包みます。

 濡れた新聞紙の上からアルミホイルでくるんで、並べます。

 どんどん焼くぞ。

今日のもう一つのお楽しみはこちら!
小田原駅近くのスペイン居酒屋「エルボラーチョ」のシェフが登場!米神にお住まいで、片浦小学校、中学校の卒業生。そう、みんなの先輩です。今日は、かまどでパエリャやニンニクスープなどスペイン料理を作ってくださいます。
 
 シェフのお料理教室の始まり~。皆真剣なまなざしですね。

 パエリャは、米と野菜、魚介類、肉などを炊き込んだスペインの代表的な料理です。パエリャは“火の料理”と言われるほど、火をどう使うかが美味しさを決める秘訣だそうです。通常は平べったいフライパンで作るんだけど、今回はかまど+羽ガマで、シェフも初挑戦。美味しくできるかな。まずは弱火で、お米と具材にじっくり油をなじませます。

 火が十分通ったらスープをいれて、フタをしめて炊きます。 あとは待つだけ。

続いてソパ・デ・アホ。にんにくのスープです。これも代表的なスペイン料理。

 炊き上がりました。羽ガマパエリャできあがりです!いいにおい。

 こちらは何を作ってるのかな。パンを焼いてくれるらしいよ。竹串にパンネタをまきこんで、、、。

 焚火の上であぶります。

皆で輪になってパン焼き。 壮観だね~。

できた!

 焼きたてにかぶりつき。そりゃ、美味かろう。

 羽ガマパエリャに、、、

 にんにくスープ。にんにくがたっぷりはいってるから、あったまるぞ。

畑の収穫物のミニトマト、ピーマン、じゃがいもなどをたっぷりいれたスパニッシュオムレツ。

 キッチンガーデンでとれたキャベツと片浦のみかんのドレッシングのサラダや片浦のキウイなど、地産地消の食材で作ったお料理が並びます。

 さぁ、お昼ごはんだよー。

 いただきます!

そうそう、キッチンガーデンはこんな感じ。秋に蒔いた大根や、ブロッコリー、きゃべつができてきました。プチトマトもまだ健在で美味しく食べれます。

 お昼ごはんの後は、廃油キャンドルづくりです。近くの農家レストラン“お山のたいしょう”さんで料理に使った油を使います。教えてくれるのは、江の浦地区でエノコロというコミュニティガーデンをやってるちのさんです。

 油を火にかけます。

 ろうそくに色をつけたい人はクレヨンを削って、、、。

 油にまぜます。きれいな緑になった。

 ろうそくの芯を切っていれますよ。

瓶にいれて冷まします。あとは固まるのを待つだけ。あー簡単。使用済の油でキャンドルが作れるなんて。おうちのキッチンでできますね。(これは着色しなかったバージョンです)

クレヨンで着色バージョン。きれいだな。
工作が好きな子は竹で遊んでます。さっきの竹串パンといっしょに教えてくれてるのは、江の浦のエノコロのイェンスさん。

竹トンボできました。

双眼鏡だよ。竹製なんて他にはないよ。

 そろそろおやつの時間です。枝を削ってマシュマロをつけました。

またまた、あぶります。

 今日はお芋を焼いたり、パンを焼いたり、マシュマロ焼いたり、火が大活躍だ。

あー、甘くてふわふわ。大人達も大喜び。

 お芋もこんなにおいしく焼けました。

 アースオーブンでクッキーも焼きましたよ。

火を囲んで宴もたけなわ

粛々と夜の部の仕込み中。夜はチキンにお米やドライフルーツ、ナッツを摘めたスタッフドチキンを焚火で焼くのです。

 チキンのお尻から、お米やナッツやドライフルーツを炒めた具材をつめていきます。作ってくれてるのは足柄で梅や柿など果物を栽培してるかよちゃんです。

 ダッチオーブンにジャガイモと人参をひいて、その上に鎮座。これから火にかけます。

 さっきつくった廃油キャンドルを池の上に浮かべてみました。

 フローティングキャンドル、いい感じ。

 暗くなってきたので、いよいよライトアップです。
3、2、1、ハイ、点灯!
夜の部の始まりです。キャー、きれい!と大歓声。ライトアップby片浦電力。太陽光パネルで発電した電気でLEDを灯してます。昨日強風の中、あつし社長がひたすらLEDを敷き詰めてました。こんなにきれいになるとは思わなかった。感動! 廃油キャンドルもあちこちに並べました。


  これからは大人の時間。焚火でスタッフドチキンを焼き、ホットワインを飲みながら火を囲みます。廃油で作ったキャンドルと片浦電力によるソーラー電気のライトアップでキャンドルナイト。明日は冬至。今晩は 一年で二番目に長い夜。火と陽の神さまとお祝いです。

暗くなると池の水面に灯りが反射して幻想的です。

天井の照明も太陽光パネルによるLED灯。かまどの夜の風景、いいですね。

 チキンもちょうどよい塩梅に焼きあがってきました。

 わー、おいしそう!

“お山のたいしょう”のタカコさんが手作りシュトーレンと三線をもって登場。沖縄民謡を披露してくれました。

 こうして、大人の夜は更けてゆくのです。

 記念撮影。今年もみなさんお世話になりました。来年もよろしくお願いします!



 (写真提供)
 佐藤卓人、JensH.Jensen、鈴木篤史、BenMatsunaga、よこみぞちの、きやまやすこ












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